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連載コラム

不登校になり始めた頃の気持ち

2010年8月20日

田崎嘉奈子さん

田崎嘉奈子さん
不登校児、ひきこもり児のためのNEW STEP代表
中学1年生で不登校になり、約4年間引きこもり。
16歳の時にカナダへ留学、8年間を過ごし帰国。
外資系企業で働きながら、不登校生徒ケアのボランティア活動に携わる。
多くの傷ついた子ども達の心のケアをしたいと、2002年に不登校児専門サポートのNEW STEPを立ち上げる。3児の母。
留学相談する

朝になるのが嫌で、朝になると具合が悪くなる。
母に、今日も学校に行けないと伝えるのは辛く、母もどうしたらいいのかわからなかったように思う。
どうして行けないのか理由を聞かれても『いじめられてる』なんて怖くて、恥ずかしくて言えず。
1日行かないと、次の日も行けず・・・気が付くと完全な不登校に。

学校に行けないことに焦り、何とかしなくてはいけないと毎日思い悩むものの方法が見つからず。
昼間に起きていると、今頃同級生は学校に行けているのに自分だけ行けない疎外感にさいなまれ、昼夜逆転の生活になり始める。外に出ると周囲からどんな目で見られるかが気になり、家の中にひきこもる。
昼間はテレビを見たり、読書をしたり、家事を手伝ってみたりの生活をしばらく続ける。
大学までのエスカレーター式の中学校へ入学した為、学歴が失われることへのプレッシャー、周囲と全く違う生活を送っている疎外感、誰にも理解してもらえない孤独感を常に感じる。

今の生活を変えたい、他の人生を歩んでみたいと思い悩むものの方法はなく、担任の先生、学年主任の先生が家庭訪問してくれるものの、『このままじゃいけないので学校へ来るように』の一言。
児童心理カウンセラーの元を訪ねても『育て方が悪い、ワガママをさせている』と否定され、友達もおらず、担任の先生、学年主任、児童心理カウンセラーに生き方を否定され、身内以外の大人を信用出来なくなる。

本を読み、音楽を聞く毎日が始まる。
毎日同じことの繰り返しで先が見えず、暗闇の中で生きる。

不登校という生活の中で自分を見失い、親に迷惑をかけている申し訳なさから、自分を否定することしか出来ず、家出をしたり、夜出歩いたり、自分がいなくなればいいのにと思い続ける・・・

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