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連載コラム

56.7%という現実

2010年12月27日

日野公三さん

日野公三さん
1959年生まれ。岡山大学法文学部経済学科卒業。
(株)リクルートに勤務後、経営コンサルタントとして独立。
インターネットを使った通信教育の商品化を推進し、1999年(株)アットマーク・ラーニングを設立。
2000年インターネットを全面導入した通信制高校、アットマーク・インターハイスクールを設立。
2004年内閣認定の教育特区認定を受け、9月国内の高校として認可された「美川特区アットマーク国際高等学校」を設置、校長に就任(現在は理事長)。
2009年4月「川崎特区アットマーク明蓬館高等学校」を設立、理事長に就任。

海外のボランティアツアーに参加する大学生に会ってその意識の高さに驚嘆することがあります。
アジアからの留学生達とサークルをつくり、途上国支援のプロジェクトに携わる大学生に出会います。
1年次から参加し、海外に知己を得て、感動の体験を積むと自己アピールは簡単です。
自分のしてきたこと、会った人たち、喜ばれたこと、貢献できたこと、悔しい思いを感じたこと。
それらを話せば良いのです。

一人の女子学生は就活で、行く先々の企業から内定を得たそうです。
一方で多くの大学生達は、黒づくめのスーツを着て、就職活動で自己PRが出来ずに、途方に暮れています。

大学生の内定率56.7%という数字が発表されています。
考えてみればこれまでの就職率、内定率は安定し、高く推移してきました。
イギリスやアメリカの新卒大学生の内定率は20%、30%台だと聞きます。そういった状況の中で、BOP(途上国支援ビジネス)、社会企業家が続々と誕生しています。

就職する発想から起業する発想へ。
社会的課題を解決する団体に所属する時代へ、時代は大きく動いていくでしょう。

日本はまだ、親方日の丸、の価値観が底深く沈殿して堆積しています。
もう少し社会意識の向上が進むまで時間を要するのでしょう。

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